迷宮を迷うとき
僕はかけはなれていく
静まり返った孤独の中では
足音が幽霊のようだよ
僕を食らう幽霊のようだよ
誰にも話せないことが
僕を閉じこめるんだ
どんどんと僕を僕の中へ
僕は僕の中で迷子になって
気づいたときには
ほんとに誰もいなくなってた
「助けて」その一言さえ
声にならなくなってた
もう誰も信じられない
迷宮を歩くとき
僕は押しつぶされていく
入り乱れる雑音の中では
息遣いさえ幻のようだよ
僕は消える幻のようだよ
抱えて言えないことが
僕を断ち切るんだ
幾重にも僕を僕の中へ
分かれ道のたび隠していく
気づいたときには
僕は身動きさえ取れず
「辛いよ」その悲鳴さえ
届かなくなってた
もう僕は助からないの
迷宮を走るとき
僕は崩れ落ちていく
引き裂かれた鼓膜の中では
頭の中は鏡のようだよ
出口のない鏡のようだよ
暗くて
間違って
つまずいて
傷ついて
うそぶいて
泣いて
迷宮を歩くとき
僕は押しつぶされていく
入り乱れる雑音の中では
息遣いさえ幻のようだよ
僕は消える幻のようだよ
迷宮を走るとき
僕は崩れ落ちていく
引き裂かれた鼓膜の中では
頭の中は鏡のようだよ
出口のない鏡のようだよ
迷宮を迷うとき
僕はかけはなれていく
静まり返った孤独の中では
足音が幽霊のようだよ
僕を食らう幽霊のようだよ
迷宮が終わるとき
僕は解き放たれていく
時計の針が零時を差すと
すべては光の泡になるよ
魔法は解けて光の泡になるよ
君が僕を見つけるよ
