Koromo Tsukinoha Novels
にっこり嗤って
お前らに股が濡れるため息をつかせる
簡単なことさ
お前らの脳にはクソがつまってる
脳みそは排泄しちまってる
俺は嘆くよ
何て哀しくて楽な世界かと
大丈夫だ
焦るなよ
俺はお前たちに合わせてやる
そっちのがいいって
考えられるもんがあるなんて黙ってる
指先にそっと
だけど確実な糸を絡めてくる
気づいてるさ
俺をマリオネットにしたいんだろ
自分がマリオネットだから
俺は笑うよ
この糸が実はもろいのを知ってる
大丈夫だ
安心しろ
俺は引きちぎったりしない
もともと俺は
こんな糸で縛れるほどバカじゃないんだ
そこの影で
お前らが嘲笑ってるのが聞こえる
知ってるさ
俺に巻き添えを食らわせたと
賢いと思い上がってる
俺はささやくよ
クソと思ってるもんを食ってみな
俺には無知でいる脳はある
大丈夫だ
焦るなよ
俺はお前たちに合わせてやる
そっちのがいいって
考えられるもんがあるなんて黙ってる
大丈夫だ
安心しろ
俺は引きちぎったりしない
もともと俺は
こんな糸で縛れるほどバカじゃないんだ
無知でいるさ
この鉤爪を磨きおえるまでは
無知でいるさ