クリスマスの朝、闘病していた僕の恋人が死んだ。
彼女がいなくなったこの世で、それでも生きていかないといけない。
それは気の遠くなる長い夜を過ごすようで──
愛する存在を喪っても、前を向いて生きるための物語。
【第一章】聖夜が明けた朝
【第二章】永遠の夜明け前
【第三章】君がいない世界
【第四章】もう触れられない
【第五章】胸の空洞
【第六章】あの海に
【第七章】君の話をしたい
【第八章】ひとり遺されても
【第九章】誰かと一緒に
【第十章】光の道を渡れば
【第十一章】波音に誘われて
【第十二章】青の時間
【第十三章】冬になって
【第十四章】君を失った日
【第十五章】彼女の初恋
【第十六章】真夜中の心
【第十七章】初夏の海へ
【第十八章】海辺での再会
【第十九章】妹みたいな子
【第二十章】揺らぐ夏
【第二十一章】望む通りに
【第二十二章】僕の答え
【第二十三章】I love you best when you are sad
【第二十四章】ブルーアワーの行方