雪理と雪瑠、そして颯乃。
幼い頃はいつも三人一緒だった。
しかし雪瑠が失踪したことで、三人はばらばらになってしまう。
数年が経ち、中学生になった颯乃の前に現れた雪瑠が語った、雪理と共に受けていた虐待は──
【第一章】遠い記憶
【第二章】思いがけない再会
【第三章】檻の中で
【第四章】連れ出したい
【第五章】自由へ
【第六章】手を伸ばせるなら
【第七章】君をさらう日
【第八章】焼けるような海
【第九章】抱きしめたあと
【第十章】つかめない消息
【第十一章】家族
【第十二章】解き放たれて
【第十三章】逃避行